
保存容器・ガラス瓶・米びつ等
保存容器・ガラス瓶・米びつ等
作った料理を密封瓶「ル・パルフェ」を使って保存する際に気をつけたことをまとめてみました。
前回の記事の続編です。
前回柚子蜂蜜作りし、長期保存をするためにル・パルフェを使い煮沸消毒・脱気保存を行いました。今回は前回の続きで、脱気保存って何?の部分をご紹介します。
大きい意味では、長期保存の大敵、異物(ほこりや他成分などの)混入、空気に触れること(水分なども含まれます)による雑菌の繁殖を防ぐためにあります。煮沸消毒は殺菌力が強く脱気保存は真空状態にし雑菌の繁殖を抑制します。また、脱気保存には調理の際に食品内に含まれる空気も脱気することで、長期保存で膨張した瓶内の空気による瓶の破損を防ぐことも出来ます。
今回の柚子蜂蜜は蜂蜜の雑菌の発生を抑制する働きが蜂蜜の成分であるものの、長期に渡って使いたかったのでこの2種の消毒と保存方法を活用しました。
1.瓶は先に洗っておき、瓶が入る大きさの鍋を用意し鍋底にふきんを敷きます。
2.鍋に瓶が完全に浸るくらいの水を入れ、沸騰させます。
※必ず水から沸騰させてください。瓶は急激な温度変化に弱いため、熱湯から入れると破損する危険があります。
3.沸騰してから約5分煮沸してください。
4.やけどしないように箸またはトングで取り出します。逆さまにして自然乾燥させたら煮沸消毒の完了です。
先述のとおり、脱気保存とは食品と蓋の間にある空気(酸素)を減らすために行います。
加熱によりびんの中に残った空気を膨張させ、減圧状態にします。すると、内部の圧力が上昇し空気が外部に逃げてゆき、外気の侵入は完全にシャットアウトされます。これにより真空状態になり菌の繁殖を抑制するのです。
ただ、果実酒などアルコールを詰める場合は脱気する必要はありませんのでそのままお使いください。
まず初めに、瓶の高さより2cm以上の深さのある鍋をご用意ください。瓶に詰めたい食材を入れてしっかり蓋を閉めます。
鍋底に瓶が割れないよう布を敷き、密封瓶同士がぶつからないように鍋においてください。(画像は1つです)そのあと水をたっぷり入れます。
必ず水から入れてくださいね!万が一沸騰したお湯に入れてしまったら温度差で割れてしまい、せっかく作った食材が無駄になってしまいます…!!!!!
その後、火をかけて煮沸させます。煮沸時間は食材によって変わりますが、イラストに記載の煮沸時間もご参考ください。
煮沸が終わったら日を止め、そのまま常温になるまで冷まします。冷めた瓶はそのまま鍋から取り出し、(水滴を拭き)冷暗所に保管してください。これで完成です!
いかがでしたか?
結構手間はかかりますが、せっかく作ったものだから安全に長期保存したくなりますよね♪ 先ほども述べましたが、果実酒の場合は脱気保存はしなくて大丈夫ですので、年一回くらいのイベントとしてお家で挑戦してみるのはいかがでしょうか?
それではまた!